バイバイを嫌がる?

1歳になる頃にはたいていの子どもはバイバイができるようになっている。

まあはるくんはできなかったんだけど、それ以上にどうしてかなと不思議に思うことがあった。

 

仕事に行くとき、バイバイをして部屋を出ていくんだけど、はるくんはそれを見ていつも泣いていた。

僕がバイバイをするとなんだか不安そうな、何かに感づいたような顔をして、ドアを閉める頃には泣き始めている。そのあとしばらく泣き続けるので、ママは大変だったようだ。

パパがいなくなるのが寂しいのかなぁとか思って微笑んでいた時期もあったけど、どうもそういう感じではなかった。

なんというか、僕がいなくなるということより、その場にいた人がいなくなる「変化」が不安な様子に思えた。

 

いつからかバイバイをせずに、気づかれないように家を出るようになり、そうするとはるくんが泣くことはなくなった。

 

ただいまーと帰ってきてもお迎えに来ることもなく、部屋に入っても「わーい、パパが帰ってきたー」というリアクションもなく、ただもくもくとおもちゃで遊んでいるはるくんはやっぱりどこか不思議な世界に入り込んでいる感じだった。