なんとか点呼は乗り切ったけど、そのあとも大声で意味をなさない言葉を喋ったり、あげくのはてには首振りを連発しだして（たぶん緊張が限界にきている感じ）、思わず僕は立ち上がって、抱っこしましょうか、とスタッフに申し出てしまった。
大丈夫です、との返答だったけど、みんなの入園式をはるくんのせいで邪魔をしてはいけないし、僕はなんとか連れ出したい気持ちでいっぱいになってしまった。
横の女の子も、はるくんがうるさいから耳ふさぎをしてしまって、僕はもういたたまれない気持ちでしんどくなってきてしまった。早くこの場から出たい、そういう嫌な自分が出てきていた。
僕のイライラはママにも伝わって、ママも嫌な気持ちになってしまっただろう。
はるくん、頼むから静かにして・・・
そうこうしているうちに入園式は終わり、園児は退場していった。
他の親御さんにどんな風に思われたのか、僕はそればかり気にしていた。
教室で出席ノートを順番に配られたとき、「どうぞ」と言われて渡されたはるくんは、「ありがと」っていつものなんかそっけない感じで答えていた。でもちゃんと挨拶出来ていてよかった。
11時過ぎくらいに解散となって、僕たちはそそくさと帰った。この場所でゆっくりする気になれなかった。
せっかく仕事も休みをもらっていたので、昼食後に竹取公園に行くことに。
ここにはおっきな滑り台があって、はるくんはそれを何度も滑っていた。平日だし人も少ない。一緒に滑っていたらお尻がかなり熱くなるし、滑ってる最中に周囲から静電気は飛んでくるしで結構大変だったｗ
そのあと芝滑りも満喫して、公園をあとにした。
夕食は五位堂の小風神で焼き肉。ここにはキッズスペース付きの個室がある。はるくん、そこで遊んでいいことをすぐに理解したのか、バタバタと激しく遊んでいた。ご飯そっちのけでｗ