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ABAを学ぶ④

ちょっとシリーズ化してしまってるけど、続けますw

 

前回のめがねの例で考えると、

「見えない」→「めがねをかける」→「見える」という変化が成り立つと思います。

 

「見える」というのはその人にとって望ましい結果であるので、この「見えない」状況において、「めがねをかける」という行動は繰り返されます。

これを強化といいます。

 

では次に、少し変な状況ですが、

「見えない」→「だてめがねをかける」→「見えない」という変化の場合、結果の「見えない」というのはその人にとって望ましくない結果であるので、この「見えない」状況において、「だてめがねをかける」という行動は減っていきます。

これを弱化といいます。

もちろんだてめがねをオシャレとしてかける人はいるので、

「オシャレ度が低い」→「だてめがねをかける」→「オシャレ度が増す」という場合は、「だてめがねをかける」という行動は強化されると思いますw

 

他にも強化の例を挙げると・・・

「のどがうるおっていない」→「お茶を飲む」→「のどがうるおう」

「指が冷たい」→「手袋をする」→「指が温かい」

といった感じです。

 

 

こんな風に行動分析学では、感情とかはある意味そっちのけで、実際に起こった事象(行動)に対して分析を行なっていくのです。