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ABAを学ぶ①

自閉症児に対する療育として、いくつかの手法がこれまで試されています。

よく知られているのは、佐々木先生が広めたTEACCHだと思う。

これは療育法というか、総合的な考え方みたいなもので、自閉症児の特性を知り、その子が生きやすくなるように環境を調整していこうとする手法です。

 

一方、応用行動分析(ABA)と呼ばれる手法は、考え方が大きく異なります。これは自閉症児に働きかけて行動を適切な方向に変えていこうとする手法です。

まあ根幹は同じ発想なのかもしれないけど。

 

つまり、簡単に表現すると、TEACCHは受動的、ABAは能動的というイメージが僕にはありました(正確には違うのかもしれません。)。

 

はるくんが自閉症であると分かって、僕はなんとか状態を改善できないのかということばかり考えて、このABAの発想に少しずつ引き込まれるようになっていた。

しかも、数ある療育の中で、効果が認められているものはABAのみといわれている。

 

そこでABAに関する本をいくつか購入し、じっくり読んでみた。そして成功例の体験談とかを読みながら「おーすごいなぁ」とか「うらやましいなぁ」とか思っていた。